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今回は、そのうちの一つ「お金の悩み」の解決の手段として、ファイナンシャルプランナーの得意分野とされている「家計の収支」や「家計のバランスシート」、「ライフイベント」、「家計のキャッシュフロー」を見定めるためのツールとして、無料ダウンロードツールをご用意しました。
こちらをうまく活用し、より良いハッピーな生活の糧の一つとしてお役立てくださいませ。
⒈家計の収支とは何か?
家計を正しく把握することは、上手にやりくりしていき、将来に備えるために、とても大事なポイントとなりますね。
そのためには、いくつかの家計状況の判断のやり方を知っておくと良いです。
まず、家計の収支を知ることです。
これは単純に、収入と支出の額を見ることですね。
収入としては、給料や副業からの収入を挙げることができます。
これに加えて、銀行や投資資産の金利、保険満期による支払いなどが含まれます。つまり、手元に入ってくるすべてのお金の合計ですね。
支出とは支払いのことで、食費や光熱費などの生活費が主なものとなります。
他にも、住宅ローンやカーローンなどの支払い、保険の毎月の支払いなども含まれてきます。
実際に手元の現金から出ていくものだけでなく、口座や電子決済口座から差し引かれていくものもトータルで計算することで、正確な支出を出すことができます。
基本的には、毎月の家計はプラスになっているべきです。
もちろん出費の多い月も存在しますが、それはたまに生じることという程度であるべきで、いわゆる赤字状況が続くようだと、貯蓄を切り詰めていく厳しい家計運営になってしまうことになります。
一般家庭では収入を急に増やすのは難しいので、原則としては支出を抑える努力をすることが最初にできる対策となりますね。
⒉家計のバランスシートとは?
毎月の実際の現金や口座におけるお金の出入りだけでなく、資産の動きも見ることで、より経済状況を把握しやすくなります。
そこで役立つのがバランスシートですね。賃借対照表とも言われるもので、企業などは必ず付けているデータです。
バランスシートとは、資産と負債、そして純資産の3つの部分で成り立っています。
このうちの資産とは、保険や持ち家、株式、預金など、お金そのものもしくは換金することができる財産と言えますね。
一方で、負債というのはマイナスの財産のことです。
具体的には、一般家庭の場合はローンの残債のことを指すことが多いですね。
そして、純資産というのは、資産と負債をすべて現金に換えたとして、どのくらいの差額が出るかということを示すものです。
つまり、「資産-負債」が純資産となるというわけですね。
純資産はやはりプラスになっていないと、将来的に厳しい経済状況になることが多いので、常に注意して見ている必要があります。
バランスシートは手持ちの現金だけでなく、トータルで持っている資産の状況を把握するのに役立ちます。
たとえローンがあるとしても、持ち家や株式などの資産が上回っているのであれば、余裕のある状況と言えますね。
一方で、ローンの残債がかなり高い状況となっているのであれば、家計が苦しくなることが大いにあり得ます。
⒊人生の主なライフイベントとは?
家計というのは、ライフイベントによって大きく変動することがあります。
そのため、近いうちに大きなライフイベントを控えているのであれば、その分の出費を見込んで貯蓄をしたり、出費を控えたりする必要がありますね。
いろいろなライフイベントが存在しますが、出費が大きくなるものとしては結婚や出産を挙げることができます。
また、子どもの教育、特に高校や大学への進学というのは一時的にもかなりの出費となり、その後も数年にわたってそれなりの額の出費が継続するというイベントです。
もちろん、ほとんどのライフイベントにおいては、自分たちで出費額をコントロールすることができます。
進学する学校によってかかる費用は変わりますし、挙げる結婚式の内容によってかなりコストは変化しますね。
そのため、現在の貯蓄額やその後の人生に必要となる費用についての計算もしながら、それぞれのライフイベントでどのくらいの費用をかけられるのかを前もって検討しておくことは、とても大事です。
準備なしでイベントに直面すると、気持ちばかりが先行してついつい多額の費用を払ってしまい、後で苦労することもありますので、冷静でいられる事前にある程度考えるのがカギと言えます。
⒋ 家計のキャッシュフローとは?
家計の収支は、毎月もしくは数か月程度の短期間でお金の流れを見るものです。
しかし、上記のように、人生の中では大きなライフイベントによって大きな出費が生じることもありますね。
そこで、家計のキャッシュフローを作っておくことも大事です。これは、ライフイベントを考慮に入れた上で、人生全体でのお金の流れを予測という形で計算に入れていくというものです。
出産費用や子どもの教育費用など、年ごとにかかってくるであろう額を追加して、収支の予測を立てます。
もちろん、勤続年数が長くなるにつれて給料額も上がってくるはずですので、その分も考慮に入れて収入額を計算します。
そして、最終的に老後の費用として、今のままの流れで行くとどのくらいの貯蓄ができるかなどを確認できることになりますね。
もちろん、この通りに行くことはなかなかないかもしれませんが、きちんと人生設計をすることはとても大事ですね。