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『弁護士相談する前に必読!』相続で揉める9の原因と揉めないポイント

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

1.相続財産が少ないほど揉めやすい?

相続する財産が多い富裕層だけではなく、財産が少ない世帯でも遺産によるトラブルは容易に起こるということがわかります。


相続財産が1,000万円以下の場合は全体の3分の1

財産が5,000万円以下も含めると全体の4分の3を占めています

実際に相続トラブルで自分たちでは対応しきれなくなって遺産分割調停や、遺産分割審判にもちこまれるケースは年々増加傾向。

相続発生時に裁判所へ相談する割合は全体の約15%とも言われています。

自分たちは家族仲が良いから大丈夫と思っていても、実際に相続する時になると、いろいろな点で合意することができず揉めてしまうわけですね。

相続で揉めないためには、具体的にどんな原因で揉めることが多いのかを理解した上で、早めに対策を立てておくことがおすすめです。

今回は、相続で揉める原因や揉めないなめのPOINTなどを解説していきます。

2.相続で揉める9つの原因とは?

揉める原因①
『相続財産の目録がない』

何を相続できるのかが不透明になっている場合ですね。

富裕層でない限り、そんな目録なんて必要ないと思っている人は多いでしょう。

とはいえ、目録がないと、相続人は往々にして「もっと財産があるのではないか」と疑います

もしかしたら他の兄弟が隠しているのではないか、なんて思ってしまうこともありますよね。

そうなると、お互いに不信感が募って遺産トラブルに発展してしまいます。


揉める原因②

『他の相続人への疑い』
相続人の誰かが遺産を使い込んでいるのではないかと疑うケースですね。

これは、相続人の誰かが亡くなった親と同居していた、あるいは近くに住んで介護を一手に引き受けていた、といった場合に起こりやすいトラブルでしょう。

特に、介護をしていると、親のために何かを購入しても、それを不正な使い込みだと疑われてしまうことは多いのです。

親と同居していた場合は、電気代や水道代などの光熱費を親だけが払っていたのはおかしいと文句を言われることもあるようですね。

中には「使い込んでいないことを証明しろ!」という人もいます。

もちろん、すでに自分に対して不信感を持っている人に対して、使い込んでいないことを証明する証拠を出しても、納得してもらうことは難しいでしょう。

親の介護をしていた側にとっても、「自分だけが介護をしたのだから、相続は少し多めに欲しい」という不満を持っていることは少なくありませんよね。

他の相続人よりもたくさん介護に励んだからといって、その寄与分が相続のシーンでは認められないケースが多い。

そうした心の不満が遺産トラブルに発展するのです。


揉める原因③

『隠し財産を疑う』
例えば、相続人の一人が被相続者の預貯金などを隠し持っているのではないか?

あるいは誰かがあらかじめ被相続人の口座から引き出したのではないか?と疑うことがありますね。


揉める原因④

『相続財産が不動産』
預貯金なら、はっきりとした数字なので、相続人で明確に分割相続しやすいものです。

一方、不動産は明確な数字ではないため、はっきり分割しにくいという特徴がありますよね。

しかも、不動産は他の預貯金などと比べると金額が高額なことが多いので、相続する側としては揉めやすくなってしまうのです。

例えば、長男が亡くなった親と同居していて、相続後にもそこに住み続けたいという場合には、相続では揉める確率は高くなります

この場合、長男が他の兄弟に相続分として現金を渡す、あるいは亡くなった親が持っていた預貯金で他の兄弟の相続分を補えるといった余裕があれば、長男が不動産を相続しても他の相続人は納得できるでしょう。

一方、長男にそうした経済的な余裕がない場合や、親が残したものが不動産だけという場合、長男は相続財産を分割するために生活の拠点としていた不動産を処分しなければならず、住む家を失ってしまうことにもなりかねません。


揉める原因⑤

『生前贈与が行われている』
生前贈与というのは、被相続人が亡くなる前に不動産や預貯金などを相続の一部として事前に贈与するというものです。

生前贈与を受けた人は相続人になる資格がなくなるとか、生前贈与だけで被相続人の死後には他に何も相続出来ないということはありません。

生前贈与が行われた場合には、それも含めて公平に相続の評価が行われることになります。

とはいえ、生前贈与に不動産を受け取った場合などには、その評価額が問題になることはあり得ます。

例えば

子供の一人が以前マンションを購入し、その頭金を親が払ってくれたという場合には、その頭金を生前贈与にするのか、それとも

マンションの評価額そのものを生前贈与とするのかなど、揉める要素はたくさんあります。

特に、数十年前に親が購入してくれた不動産だったりすると、評価額が変わっていたりするので、トラブルにもなりやすいようですね。


揉める原因⑥
『遺言状の内容が偏っている』
相続が不公平な場合ですね。

遺言状がない場合、法定相続の分割割合に基づいてそれぞれが相続することになります。

一方、被相続人が遺言状を残している場合、相続人はそこへ記載されている内容に従わなければなりません。

例えば、被相続人に内縁の妻や愛人がいた、あるいは認知した子供がいた場合などには、揉める原因になることが多いですね。


揉める原因⑦
『亡くなった親と同居していたのか?別居していたのか?という点』
例えば、長男が親と同居して介護をしていた場合、介護が大変だったのだから、その分多めに相続したいという気持ちがあるでしょう。

一方、別居していた他の兄弟としては、親のお財布を自由に使うことができ、金銭的なメリットがあったのだから、その分は減らすべきだと思うかもしれません。

このように、相続の手続きが必要になると、互いに対する思いやりの欠如やコミュニケーション不足によるトラブルが起こりやすくなるようですね。


揉める原因⑧
『仲が悪い』
相続人同士で仲が悪い場合や、その配偶者と折り合いが合わない場合ですね。

特に、相続に関してトラブルが起こると、「次男の配偶者が入れ知恵しているに違いない」とか「長男が相続するのは100歩譲って許せても、その嫁に遺産が行くのは我慢できない」といった心情的なモヤモヤが原因になることも多いのです。

 

揉める原因⑨
『価値観の違い』
相続人の間で価値観や考え方が合わない場合ですね。

兄弟全員が平等に相続するべきだと考える人もいれば、親の介護をした人は多めにもらって当然と考える人もいますよね。

根本的な考え方が違うと、いくら話し合いをしても平行線になってしまいます。

その結果、最終的には裁判で解決しなければならなくなったというケースが多いのです。

3.相続で揉めないための3つのポイントとは?



相続で揉めないためには?
被相続人である親が亡くなる前の段階から、財産の目録を作成して、家族に自分の意思を伝えておくこと

もちろん、そうした準備をしていても実際に相続する段階になって揉めることはありますよね。

とはいえ、ある程度時間をかけて被相続人が準備をする事によって、揉めるリスクを最低限に抑えることができます。


揉めないためのポイント①
『生前から相続財産を明確にしておく』
相続手続きの段階になって、隠し財産を持っていると子供同士で疑心暗鬼になるのを防ぐためには、生前から財産を透明化することが必要ですね。


揉めないためのポイント②
『公平に偏らない』
できるだけ公平に相続するつもりできちんと配慮した上で、できるだけ偏らない相続をしましょう。

また、生前分与は相続の際にトラブルの原因となりやすいので、注意しなければいけません。

生前分与をするのであれば、将来の相続のためにきちんと明細を保管するなどの準備をする事が必要です。


揉めないためのポイント③
『相続人同士の普段からのコミュニケーション』
あまり仲が良くない兄弟同士だと、コミュニケーションなんて面倒だなと感じるかもしれませんよね。

とはいえ、普段からコミュニケーションを取ることによって、信頼関係が生まれ、親の状況や財政状況なども理解することができます。

介護の問題を話し合う時にも、誰が時間的かつ距離的に都合が良いので親の介護をするかという点だけではなく、介護に要する精神的かつ身体的な苦労をいたわり、その分相続の時にはこのぐらい多めに受け取れるようにといった部分も含めて話し合い、きちんと書面に残しておくと良いでしょう。

書面に残しておくことによって、実際に相続する段階になってから「あの時こう言った」「いや、言った覚えはない」というトラブルになることを予防できます。

4.相続で揉めるとどんなデメリットがあるのか?

注意
相続で揉めると、遺産分割協議が整わないため、被相続人の資産が凍結されまま、
預貯金すら引き出せなくなってしまいます

また、相続税の期限が迫っても、協議が完了していないため、配偶者控除といった優遇措置が適用できません。

結果として、相続税の納付額が増えてしまうというデメリットもありますよね。

どうしても本人たちで解決できない時には、家庭裁判所での調停によって解決することになります。

ただし、弁護士費用などが発生するので、揉める場合には支払う必要がないコストがかかることになります。

ケースによっては、結審までに数百万円という単位でかかることもあるので、注意しなければいけませんよね。

5.相続で揉めたらどうすればよい?

 
相続のトラブルは、コミュニケーションや考え方の違いなどによって生じることが多いので、相続人本人たちだけで話し合っても平行線になりやすいものです。

ですから、「本人同士では先に進まないな」と感じたら、弁護士や司法書士などの法律のプロに依頼して、客観的に解決してもらう方法を模索すると良いでしょう。

もちろん、相談料などが発生することになるものの、法律的な視点から分かりやすい解決策を提示してくれるはずです。

6.まとめ

私が小学生の頃、父方の祖父の相続が、争続になりました。

子供ながらに弁護士の人などが入り、大人たちがなんとなく揉めているのは察していました。

当然に決して気持ちが良い物事ではありませんでした。

しかしながら、自分ではコントロールできない物事であるとの部分についても子供ながらに感覚として理解していました。

大人のブラックな世界ですね笑。

それから疎遠になった親戚もおりました。

寂しい物事ですよね。

当コンテンツが少しでも相続争いを減らすことに繋がると幸いです。

●監修 ハウス・アンド・ランド・サロン