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『火災による死者数のうち約70%が65歳以上の高齢者』【火災を防ぐハウ・トゥ】も紹介

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1.火災件数や推移について


令和元年での総出火件数は、3万7,538件です。

1日大よそ103件。

日本全国の総住宅数が約6,240万戸であると、その内の約0.06%が火災になっているとの計算

けっこう多いものですね。

しかし、平成30年では3万7,981件なので、約300件減っているという結果になっています。

なお、平成28年の火災による死者数は、1,452人。

しかも65歳以上の高齢者の死者数が755人。

火災が原因でお亡くなりになる死者数のうち67.8%の方が高齢者

平成29年の火災による死者数は、1,456人。

平成29年に関しては、火災による高齢者の死者数が820人で、全体の71.6%

特に81歳以上の方が多いようです。

逃げ遅れたことによる死亡が約50%。

特に住宅火災が約3%減っていて、家からの出火はほんの少し抑えられているのかもしれません。

ただ、残念なのは火災による死者数が増え続けていることです。

火災により亡くなった方が増えています。

負傷者は5%ほど減っているのですが、一割にも満たないので、まだまだ火事での被害者は多いと言えます。

※総務省消防庁「火災報告」より引用

夜中に起こる火事が全体的に多いことから、火災に気づかず逃げ遅れが出てしまいます。

また乾燥する冬や風の強い季節などは、燃え広がりも早く、火事が起こってから火の回りが早いので、そこからも逃げ遅れがでてしまいます。

2.出火原因のベスト5

1位 たばこ
2位 焚火
3位 コンロ
4位 放火
5位 放火の疑い

令和元年の出火原因を見てみると出火原因の1位は「たばこ」で、件数は3,557件で全体の約9.5%です。

一割近くがたばこになっていますね。

今、喫煙者はだいぶ減ったと言いますが、それでもたばこからの出火が多いということは、たばこの吸い殻の処理が適切ではないということではないでしょうか。

2位は「焚火」です。

2719件で全体の約7.2%です。

今、焚火も厳しくなっていて、実際に行っている家は見かけなくなりました。

しかしまだ田んぼや林などがある地域では、落ち葉や雑草などを焼くこともあります。

焚火による火災は、焚火の日が家に燃え移ることよりも、森林火災につながることが多いです。

3位は「コンロ」です。2,890件で全体の約7.7%になっています。

コンロは消し忘れにより火災が発生します。

認知症の人がよくコンロの消し忘れがあると言いますが、実は認知症の症状がない人も、うっかりコンロを消し忘れてしまうということがあるのです。

続いては4位が「放火」です。

2,719件で全体の約7.2%です。

さらに第5位が「放火の疑い」になっていて1,787件発生しています。

これは全体の約4.8%にあたります。

しかし

放火と放火の疑いを合わせると4,500件近くになり、1位のたばこを抜いてしまいます。

気が付きましたでしょうか。

従って、事実上は、放火による火災が出火原因の1位と解く事が出来ます。

人災の割合が高いですね。

そのほかは自分の不注意が出火原因なので、意識することで防げる火事もあるでしょう。

3.空家と火災

今は空き家が増えています。

一人暮らしの高齢者が亡くなると、その家を相続するも空き家にしている人もいます。

もし、自分の所有する空き家が火事になったらどうなるのでしょう。

原因の多くが放火や放火の疑いであれば、空き家が放火に巻き込まれる可能性は少なくありません。

または劣化した電線等で火事になるケースもあります。

もし、空き家が火事になった際には、近隣から賠償を求められる事があります。

正しくは、火の元がその空き家にあった場合に賠償を求められます。

家の劣化から発生したものが対象になります。

近隣にたくさんの家があり、自分の所有する空き家から火が移れば、大惨事になります

賠償請求は大きな額になることが多いです。

しかも、空き家は火災保険に入ることが難しいので、支払うことが大変になります。

最近では条件付きであれば空き家にもかけられる火災保険商品もあるので検討してみるといいでしょう。

空き家はそのまま放置せず、解体など求められる事が多いです。

しかし解体工事に100万単位のお金がかかるのであとに延ばしてしまいがちですが、火事を起こさないためにも解体する必要があると言えます。

4.独居老人が火災を招く理由とは

高齢者の死因が火事によるものであることが増えています。

特に独居で暮らしている高齢者は火事を起こしやすく、そのことが原因で亡くなる人も少なくありません。

日本の多くが核家族で、祖父や祖母と一緒に住むことの少ない社会になっています。

介護をすると言っても、遠く離れて暮らしていたり、嫁姑が合わないとか、介護が大変という理由で介護に関わらない場合があります。

あるいは、自分は大丈夫と思いこみ、家族の介護を必要としない事もあります。

現在の介護サービスは年々よくなっていて、高齢者の一人暮らし(独居老人)でも暮らしていくことができます。

むしろ煩わしいこともなく、安くサービスを受けられるので、快適と思われる人もいるくらいです。

24時間介護サービスがつくわけではないので、どうしてもうっかり火の不始末から火事を起こすことは少なくありません。

コンロのつけっぱなし、たばこの不始末等。

蚊取り線香からシーツに火が移って火事になった独居の方もいらっしゃいます。

高齢者は若い人より早く逃げることができません。

さらに就寝中に火事が起これば、火事に気付かない事も多いにあります。

また、強風や乾燥もあり、近隣に被害が多くいってしまうことで、火事が大規模化していまい、逃げにくくなり被害者が多くなってしまうケースも近年は多いです。

なるべくなら、高齢者を火災から守り、被害を大きくしないように普段から気を付けていくしか方法はないのかもしれません。

5.火事を減らすためのHOW

火事を減らすためには、注意することが色々あります。

1番は火事の原因1位の「たばこをやめる」ということ。

たばこをやめるのは大変、やめたくないという人がいれば「寝たばこをやめる」を徹底することは大事です。

火事のたばこの原因の中には寝たばこで、灰皿からたばこが落ちて、火事になります。

普通にたばこを吸うのであれば、灰皿で火を消したのを確認すれば火事は防げるので、たばこをやめたくない、という人は、まず寝たばこを絶対にしないと決めることです。

もう一つは料理をしている時に、ガスコンロから離れないことです。

もし離れることがあればすれば、火を消してから離れることがポイントです。

コンロから離れて、火をつけていたのを忘れていた、あたためていることを忘れていた、ということから火をつけっぱなしで火事になります。

揚げ物をしている時は、離れない、そしてずっと強火で料理をしないというのもポイントです。

油の温度があがると、跳ね上がって油が外に出る、そこから火が跳ね上がって火事になることもあります。

また、ストーブを使っている人は燃えやすいものから話して使うことが大事です。

灯油ストーブはすぐにあたたかくなるので、便利ですが、近くに布製のものがあるとすぐに熱くなり燃えることがあります。

できれば離れて使用するのがいいですが、なかなかそういった住宅環境でない場合は、今ガスストーブや電気ストーブも優れているものも出ていますし、変えてみるのも対策の一つです。

また、火災警報器の設置は必須です。

今の火災警報器は本当に敏感で、ちょっとしたことで鳴るのでびっくりしますが、音が鳴ってくれれば、お年寄りも起きることができますし、逃げるのに間に合うかもしれません。

また消火器などの火消しグッズも用意しておくといいです。

家族とのコミュニケーションが取れるように、電話をそばに置いて寝るなども対策の一つになります。

よく近所の人とコミュニケーションもとって、いざという時に助け合えると、逃げ遅れを防げる可能性があります。

6.まとめ

ここ近年、異常気象などで強風や乾燥が続くために、火災の発生も被害も大きくなっている傾向があります。

さらに夜中の火災であれば、寝ていて気付かず逃げ遅れてしまって、最悪亡くなってしまうことすら考えられます。

そして火災の原因は、不注意であることがほとんどなので、事前に注意をすれば防げる事もあります。

火災の被害にあわず、安心して暮らしていくためにはまず気を付けることになります。

しかし、上述した様に、火災の原因のトップは放火関連です。

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●監修 ハウス・アンド・ランド・サロン